15年にわたる恋心に終止符を打った。その15年の経緯を、俺の思い出づくりのために書いていく006

そういう次第で、子供たちとともに、外国へ到着する。

なんだか、旅行先をボカすことができない気がしてきた。だが頑張ってぼかす。

俺たちはまずは、目的地まで行くと、こちらの子供たち、それから俺たち、アチラの受け入れグループの人たちと、集合写真を撮った……んだったか? ごめん、撮るには撮ったけれど、あんまり印象がないから、前後がわかんない。俺からすれば、子供たちと遊ぶとか、子供たちを喜ばせるとか、そっちのほうが海外交流よりはるかに面白かったから、どうも記憶が薄い。



ここらへんのエピソードだったかは覚えないが、車での移動中、休憩を挟むことになった。



そこには公園があったが、ちょうどそこに、複数のコスプレイヤーが撮影会をしているところだった。


それで、のちに15年ヅキアイになる彼女が言ったか、彼女の友達がいったか、それとも俺が自発的に行くと言ったのか……真実はもはやわからないが、俺がコスプレイヤーのところへ、子供の誰かのデジカメを持って突撃することになった。



英語ならそこそこ喋れるから心配はしていなかったが……『excuse me miss n mister! may i take your picture?!』と叫んだら、コスプレイヤーたちはめちゃくちゃ目をそらして逃げ始めた。言葉が通じなかった、というセンもあるが、まちがいなく彼らの様子からは、俺と同じ陰の者のオーラを感じた。



どこらへんで子供たちと別れたのかはわからない。が、それほど長くは一緒にいなかったはずだ。



で、俺たちは子供たちとは別行動にうつり、車に乗り、しばらく移動をする。



それからレストランか何かに通され、もてなしを受けることに。円形テーブルに座らされ、そこに出されるのは……犬料理! と、マッコリ! と、なんか油で揚げたガのサナギ!!!!!
アアアアアほらバレた!

犬は、毛の残った生足が、まんまトウガラシ鍋から浮いていたのが印象的だった。ムリヤリ納豆を食わされる外人の気持ちがわかった。

マッコリには、大量のガのサナギも投入された。

俺は酒に弱いからすぐに吐くのだけれど……粉々に砕け散ったガのサナギが、鼻からも吹き出て地獄を見た。さすがにこれは生涯、忘れないだろう。

だがそれでも超人少女みんQちゃん。完璧に、『犬ってうまいじゃん!』と演技はこなした。バクバク食った。おそらく、一生食うことはないのだ。これも思い出だろうと考えたのだ。



そのあとは彼らとサッカーもした気がすゆ。何度か彼らと食事も共にする。



……大人しか出てこないパート、書いてて面白いと思ってないから次に行っていい?




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