そういう次第で、子供たちとともに、外国へ到着する。
なんだか、旅行先をボカすことができない気がしてきた。だが頑張ってぼかす。
俺たちはまずは、目的地まで行くと、こちらの子供たち、それから俺たち、アチラの受け入れグループの人たちと、集合写真を撮った……んだったか? ごめん、撮るには撮ったけれど、あんまり印象がないから、前後がわかんない。俺からすれば、子供たちと遊ぶとか、子供たちを喜ばせるとか、そっちのほうが海外交流よりはるかに面白かったから、どうも記憶が薄い。
ここらへんのエピソードだったかは覚えないが、車での移動中、休憩を挟むことになった。
そこには公園があったが、ちょうどそこに、複数のコスプレイヤーが撮影会をしているところだった。
それで、のちに15年ヅキアイになる彼女が言ったか、彼女の友達がいったか、それとも俺が自発的に行くと言ったのか……真実はもはやわからないが、俺がコスプレイヤーのところへ、子供の誰かのデジカメを持って突撃することになった。
英語ならそこそこ喋れるから心配はしていなかったが……『excuse me miss n mister! may i take your picture?!』と叫んだら、コスプレイヤーたちはめちゃくちゃ目をそらして逃げ始めた。言葉が通じなかった、というセンもあるが、まちがいなく彼らの様子からは、俺と同じ陰の者のオーラを感じた。
どこらへんで子供たちと別れたのかはわからない。が、それほど長くは一緒にいなかったはずだ。
で、俺たちは子供たちとは別行動にうつり、車に乗り、しばらく移動をする。
それからレストランか何かに通され、もてなしを受けることに。円形テーブルに座らされ、そこに出されるのは……犬料理! と、マッコリ! と、なんか油で揚げたガのサナギ!!!!!
アアアアアほらバレた!
犬は、毛の残った生足が、まんまトウガラシ鍋から浮いていたのが印象的だった。ムリヤリ納豆を食わされる外人の気持ちがわかった。
マッコリには、大量のガのサナギも投入された。
俺は酒に弱いからすぐに吐くのだけれど……粉々に砕け散ったガのサナギが、鼻からも吹き出て地獄を見た。さすがにこれは生涯、忘れないだろう。
だがそれでも超人少女みんQちゃん。完璧に、『犬ってうまいじゃん!』と演技はこなした。バクバク食った。おそらく、一生食うことはないのだ。これも思い出だろうと考えたのだ。
そのあとは彼らとサッカーもした気がすゆ。何度か彼らと食事も共にする。
……大人しか出てこないパート、書いてて面白いと思ってないから次に行っていい?
次へ