15年にわたる恋心に終止符を打った。その15年の経緯を、俺の思い出づくりのために書いていく021

10/26は彼女の誕生日だ。

今まで、ずっと彼女のこの日には何もせず、ただトボけてみせた。

いつも、彼女がこの日を迎えた後、あたかも興味がなかったかのように、俺は『何ちゃいになったのかね?』とか言っていた。アノコも笑って●●チャイになったよ、と言っていた。

だが、聞こえない今だからこそ、やっと告げられる。

君が産まれてきてくれて良かった。俺と出会ってくれて良かった。

この通りのサイコパスだが、俺は君と出会えて、やっと人間になれた。ありがとう。さんQ。

これで俺は進むことができる。

君から離れて、俺はさんざん苦しんだ。だが、ふたつの物を手に入れた。

ひとつは、俺の人生の目的にどうしても欠けていた、金銭的な問題の解決。

もうひとつは、彼女と最後の時に話した、俺のお師匠さまの話。

あれを、俺もやってみようと思い立った。子供を残す気のない俺が、未来の子供へ託すことのできる、いま思い付くかぎりでは、最善の方法。

すべて、君のおかげだ。

君がいたからこそ、俺は俺の人生を手に入れることができる。手に入れてみせる。

誕生日、おめでとう。もしもまた、会える日が来るなら、ちゃんと顔を見て、笑顔で、これを伝えたい。

さようなら。幸せに。

君の未来に、光あれ。

20241026しるす。